ー クローバーと蝶がかわいい ー
知らないと損!日本名門酒会の知っておきたいイベント 3選【立春朝搾り/頒布会/大試飲会】
皆さんは日本名門酒会がどのような活動をしている組織がご存知でしょうか。
日本名門酒会は、約120社の蔵元が丹精こめて造った良質の日本酒を、全国1,500店あまりの酒販店を通して流通させてきた組織です。
1970年代に「大量生産」「大量流通」「大量消費」され良質な日本酒が市場から消えようとしていた時代があり、日本酒の伝統を守ろうと1975年に発足したのが始まりで、現在もさまざまなイベント活動を行っています。
日本酒好きなら、日本名門酒会を知っておかないと損!
本記事では、ぜひとも知ってもらいたい日本名門酒会のイベントをご紹介します。
- 日本名門酒会のイベント「立春朝搾り」
- 日本名門酒会の頒布会
- 日本名門酒会の大試飲会
特別なお酒を飲んでみたい方、日本酒が好きな方、日本名門酒会を知りたい方にピッタリな記事となっています。
日本名門酒会のイベント 3選
一般消費者が参加できる、日本名門酒会の主なイベントはこちらの3つです。
- 日本名門酒会の一大イベント「立春朝搾り」
- 日本名門酒会の頒布会
- 日本名門酒会の大試飲会
一つずつご紹介します。
①日本名門酒会の一大イベント「立春朝搾り」
日本名門酒会 最大のイベント、一年に一日だけの「立春朝搾り」。
年明け2月、立春の日。 この日の朝に搾り上がったばかりのお酒を、その日のうちにお届けするのが「立春朝搾り」。生まれたての新酒で、生まれたての春を祝うイベントです。
日本酒好きなら、この特別なお酒を味わわない手はありません!こんなすごいイベントがあったなんて、もっと早く知っていたかったです…!
いま日本に住んでいるからこそ味わえるスペシャルなお酒です!!
蔵元さん、酒販店さんの努力と苦労がすごい…。
2023年の立春朝搾り
立春朝搾りが具体的にどのようなイベントなのか、2023年を例に解説します。
立春朝搾り (2023年) | 備考 | |
---|---|---|
発売日 | 2月4日(土) | 立春の日 |
販売方法 | 予約販売 | お近くの加盟店で 事前予約 (予約締切 2023年1月25日) |
参加蔵元 | 北海道から 大分まで43蔵 | 上図A参照 |
提供酒 | 立春の日の未明に搾りあがったお酒 | 当日搾り。いっさいの火入れをしない生酒。純米吟醸生原酒。 |
参考本体価格 | 1,980円(税込) | 筆者の感想ですが安すぎます! |
購入場所 | 日本名門酒会加盟の酒販店 | 酒販店が早朝から自ら蔵に足を運んで、注文分のお酒を直接蔵から持ち帰る。 |
一年に一度だけの特別なイベントです!
立春朝搾りは「大吟醸より神経を使う」と杜氏さん泣かせのお酒なのだそう。
②日本名門酒会の頒布会
テーマは清酒酵母の違いによる純米酒の飲み比べ
立春朝搾りを逃してしまったと後悔しきりのアナタ!(自分です)
日本名門酒会にはまだまだ魅力的なイベントがあります。それが日本名門酒会の頒布会です。
頒布会には「夏の頒布会」と「秋の頒布会」があり、それぞれ時期と期間がことなります。
毎年テーマに合わせて厳選された日本酒が届きます。2023年夏の頒布会は「清酒酵母のちがい」による味わいの変化です!
夏の頒布会は、5月下旬締切で6~8月の3か月間お届けとなり、月額4千円ほどです。
秋の頒布会は、9月下旬締切で10~翌3月の半年間お届けとなり、四合瓶なら月額3千円ほど、一升瓶なら月額6千円ほどです。
どちらも途中で解約はできないのでご注意ください。
例として2023年夏の頒布会、2022年秋の頒布会を一覧にまとめました。
夏の頒布会 (2023年) | 秋の頒布会 (2022年) | ||
---|---|---|---|
申込み締切日 | 5月21日(日) | 9月19日(月) | |
お届け期間 | 6~8月 (3か月間) | 10~翌3月 (6か月間) | |
申込み場所 | お近くの日本名門酒会加盟の酒販店まで | ||
支払いとお届け方法 | お申し込みの酒販店に相談 | ||
出荷時期 | 毎月中旬以降に酒販店にお届け | ||
提供形式 | パッケージ系(オリジナル) | ||
内容量 | 毎月1銘柄(酵母違いの同銘柄)2本(720ml)×3回 | 毎月2銘柄2本(720ml)×6回 | 毎月2銘柄2本(1.8L)×6回 |
月額本体価格 | 4,090円(税込) | 2,990円(税込) | 5,980円(税込) |
解約について | 中途解約はできません | ||
公式サイト | 日本名門酒会公式サイト |
自分が気になるテーマのときに頒布会に申し込むのも面白いですね。お届けになる日本酒の詳細は、事前に詳しく掲載してあります。
③日本名門酒会の大試飲会
毎年10月に開催され、一般消費者も参加できる名門酒祭り「日本酒天国 東京大試飲会」(2019年は東京都新宿区/京王プラザホテル)では、約50社の名門酒蔵元があつまり約300銘柄のお酒を楽しむことができます。
完全予約制で、チケットは9月初旬にチケット販売サイト「イープラス」にて発売されます。参加したい方はお早めに!
大好きなお酒の蔵元の方と話せるチャンスかも。
日本名門酒会とは
日本名門酒会は、「良い酒を佳い人に」をスローガンに1975年2月に発足。日本酒文化の魅力をより多くの人に伝え広めているボランタリー方式の組織です。
ボランタリー方式とは加盟店同士が手を結んで本部を形成し、共同で店舗経営を行うこと。
日本名門酒会の活動
日本名門酒会の活動は、お酒の生産・流通・販売を担う、①本部、②蔵元、③支部(地方の卸問屋)、④加盟店(酒販店)によって組織され、これに⑤消費者(愛飲家)を加えて同志的活動体として活動しています。
清酒のみならず焼酎や泡盛、ワイン、クラフトビールの蔵元を、酒販店や消費者とつなげ、おいしいお酒を届けるネットワークをつくっています。
日本酒だけじゃないんだね!
具体的に消費者に向けた活動では、加盟している酒販店を通して四季折々のお酒を届けたり、季節の頒布会でサブスクリプション形式にて申し込むことができます。
今のところ会員化されていませんが、「名門酒を楽しむ会(試飲会)」など消費者も参加できるイベントが全国各地で開催されています。今後は会員組織化も考えているということなので、四季折々のイベントを楽しみながら待ちましょう。
加盟店への活動「全国大会」
加盟している酒販店や飲食店に向けた活動では、全国の加盟蔵元が限定酒や代表銘柄などを持ち寄り、加盟酒販店・飲食店を招いて9月頃に開催される日本名門酒会の全国大会があります。
ここで酒販店は蔵元とのコネクションをつくったり、商談をすることができるイベントです。
全国大会は残念ながら一般参加はできません。
全国大会のあと、酒販店には限定酒や仕入れたお酒が並びます。お近くに加盟店がある方はこの時期にお店をのぞきにいくと楽しそうですね!
日本名門酒会 | まとめ
日本名門酒会の知っておきたいイベントについてまとめました。
- 日本名門酒会のイベント「立春朝搾り」
- 日本名門酒会の頒布会
- 日本名門酒会の大試飲会
日本名門酒会のシンボルマークはスギの葉を集めてボール状にした「酒林(さかばやし)」。これからも四季折々のイベントを通して、おいしい日本酒を守り届けてほしいですね!
青い杉玉は新酒を知らせるシンボル。
来年こそ立春朝搾りに必ず参加すると誓った筆者でした。まずは加盟している酒販店に遊びに行く予定です!そのときはまた記事にて詳細をお伝えいたしますのでお楽しみに。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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